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たばこ火災実験 − 座布団にたばこを落としたと想定した実験


活動日:2003年5月11日


 本田消防少年団では、第七消防方面訓練場で座布団にたばこを落としたらどうなるのか実験をしました。
 たばこが布団などの綿製品に着火したとき、炎をあげずに燃焼する「無炎燃焼」を確認してもらうとともに、炎をあげて燃える「有炎現象」に致るまで時間がかかることを確認してもらいました。また、たばこを座ぶとんの上で着火させた場合と座ぶとんの間に挟んだ場合との比較も行いました。座ぶとんの間に挟んだのは、たばこの火種が落下したことに気づかずに布団を畳んでしまったことを想定しています。



座ぶとんにたばこの火種を着火させた直後


着火後5分経過

  
着火後10分経過

  
着火後15分経過

  
着火後20分経過

  
着火後25分経過


 ご覧の通り、座布団にたばこを着火しても炎をあげずにゆっくりと燃焼(無炎燃焼)することが確認できます。着火から25分経過しても炎をあげて燃えるには至りませんでした。座布団にたばこを着火させても、すぐには炎をあげて燃えないということわかりました。
 そして、座布団の上に直接着火させた場合と挟んで着火させた場合の比較では、明らかに座布団に挟んで着火させた場合の方が燃焼速度が遅いのが確認できます。座布団に挟んでいる場合は、挟まれているために供給される空気(酸素)が少ないために燃焼の速度が遅くなっています。

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