ホーム > 災害リポート > 平成16年7月新潟・福島豪雨

平成16年7月新潟・福島豪雨 − 新潟県三条市を現地踏査


調査日:2004年7月18日

平成16年7月新潟・福島豪雨の概要(平成17年版防災白書)

 五十嵐川の堤防が決壊した5日後に現地に入り、被災状況を見て回った。

 五十嵐川の堤防が決壊した左岸側の地域で浸水被害がでている一方、堤防が決壊しなかった対岸の地域の被害はほとんど見受けられなかった。浸水した建物の中の家財などは水に浸かってすべてごみとなり、街中がごみであふれていた。また、浸水被害を受けた食品倉庫の食品は腐敗が進みかなりの悪臭が漂っていた。
 堤防決壊場所近くの住宅では、2メートルぐらい浸水痕があった。被災者の話によると、一瞬のうちに浸水してきたようで、自然の猛威をあらためて認識した。

信濃川と五十嵐川の合流地点 18日、五十嵐川の水位
五十嵐川沿いに土のうを置いて越水を防ぐ 橋げたに草木が絡む、橋下まで水位が上がった痕跡
川から街に向かって地盤が低くなっている 堤防決壊場所
奥が堤防決壊場所(曲渕地区) まだ一部の場所で10センチ程度冠水していた
決壊場所近くの住宅で基礎部分から浮き上がっている(曲渕地区)
矢印のところまで浸水(月見地区) 住宅の塀に流れてきた草木が絡む
路上に堆積した土砂の除去作業中 横転した大型トラック
横転した車両 山から流れてきた流木
ブロック塀の傾斜 水路沿いに積み土のう
矢印のところまで冠水(曲渕地区) 浸水した自動販売機
食品倉庫が浸水−水害ごみから悪臭 決壊した堤防の対岸でも堤防損壊
町中が水害ごみであふれる
道路に出された水害ごみで道幅が狭くなり、渋滞を引き起こす
空き地にごみ集積所を設置 三条競馬場に水害ごみを一時集積
住民に配布している消毒剤
三条市災害ボランティアセンター
災害VCの屋外テント 災害VCの輸送バス
▼Back