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東京23区北部豪雨(平成22年7月5日大雨)


調査日:2010年7月5,6日


2010年7月5日、南から湿った空気が流れ込んだため大気の状態が不安定になり、関東地方を中心に局地的な大雨に見舞われた。
東京・板橋区では午後8時半までの1時間に107ミリの猛烈な雨を観測した。北区堀船2丁目では、石神井川が氾らんし、周辺の住宅やマンションなどで浸水被害がでた。



《被害状況》 ※各区ホームページより

□ 北区 床上浸水:284件 床下浸水:274件 道路冠水:17件 公園冠水:4件(8月3日現在)
□ 板橋区 浸水:189件(床下28件、床上123件、他38件) 道路冠水:16件 土のう要請:126件(7月9日現在)

《警報状況》 ※被害状況等第3報(東京都発表)より

17時40分 多摩北部、多摩西部、多摩南部に大雨洪水警報発表
19時17分 23区西部、23区東部に大雨洪水警報発表
20時50分 多摩北部、多摩西部、多摩南部の大雨洪水警報解除
20時55分 北区、板橋区、練馬区に東京都土砂災害警戒情報発表
21時47分 23区東部の大雨洪水警報解除
22時10分 北区、板橋区、練馬区の東京都土砂災害警戒情報解除
22時21分 23区西部の大雨洪水警報解除




東京アメッシュ(7月5日午後8時5分)

強い雨が降り始めたらレーダーで降雨状況を確認しましょう。
そして、強い雨が降り続くようであれば、浸水対策や避難などの対応をとることを考えよう。
水害は情報戦。日ごろから情報の入手先を確認しておくことが大事です。

■ 7月5日


明治通りの道路冠水


ひざ下ぐらいまで冠水


道路冠水で明治通りは通行止めになった


氾らん場所近くにあるマンション駐輪場の自転車が約50メートル流された


浸水痕から約1メートル浸水したとみられる


氾らん流で工事用フェンスが倒壊(奥が石神井川)


排水溝そばに石神井川の大きな鯉が数匹も


走行中のタクシーが浸水して走行不能に


走行不能になったトラックが運んでいた荷物を別のトラックに移す


■ 7月6日(翌日)


石神井川右岸の氾らん場所(溝田橋上から)


配送センターも浸水、商品が水に浸かり数億円の被害がでたとの報道も




水害ごみ
マンション1階が床上浸水、管理会社の社員らが片付け作業を支援


氾らん流でブロック塀が倒壊


東王子公園とマンションの境界にあるブロック塀やフェンスが氾らん流で倒壊

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