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平成21年度東京消防庁・江戸川区合同総合水防訓練(1)−水防工法

 2009年5月22日、江戸川区篠崎町の江戸川河川敷で水防訓練が行われました。




江戸川区緊急車両


葛西YD(指揮隊車)


江戸川区土木部


応援隊




現場指揮本部


連結水のう工法

連結水のうには、越水防止用・浸水防止用・ウォーターフェンスの3種類がある。越水防止用連結水のうは、ビニロンフィラメントにネプレン加工をした重布で作られた、断面が台形状の長方形で、積み土のう工法に代わるものとして東京消防庁が開発した折り畳み式の水のうである。


積み土のう工法

最も基本的な水防工法。増えてくる水かさに合わせ、土のうを積み上げる。さらに、土のうが落ちたり流されないようにパイル(鉄製の杭)を打ち込む。堤防からの越水や地下街や地下室への浸水を防ぐことができる。


改良積み土のう工法

堤防からの越水を防止する工法で、土のうと防水シートを併用する。防水シートを敷き、1メートル間隔にパイル(鉄製の杭)を打ち固定し、防水シートの内側に土のうを積み重ねる。


大型土のう工法


鋼板防護工法

特殊な薄い鋼板と単管パイプを活用して、川の水が堤防を越水するのを防止する工法。2段以上に重ねることができ、がけ崩れ等の土留め棚の代用としても活用できる。


かまつき工法

水が浸水して川裏に流れ出した場合に実施する工法。堤防裏のり小段・犬走り等で平らな箇所に漏水または噴出がある場合に実施するもの。かま段工法、かま止め工法ともいう。漏水口の周囲に土のうを詰め込まない、川の水位より土のうを積まないことが大切。


月の輪工法

水が浸水して川裏に流れ出した場合に実施する工法。吸込口の周囲に半環状に土のうを積み、水を淀ませ水圧を弱めて静かに上水を放流し、漏水口の拡大を防止する工法。

注:工法説明文は、会場に掲示されていたものです。

 ○ (2)救助活動


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