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天ぷらの揚げカスが自然発火

天ぷらの揚げカスが自然発火することを知っていますか?実際に揚げカスが原因で、台所の
内壁が燃える火災などが発生しています。

東京消防庁の実験では、天ぷらなどの揚げ物は180〜220度で揚げるため、揚げカスも鍋
から引上げた直後は100度以上の高温を保っています。そのまま、山積みすると、余熱で酸
化されて、揚げカス自体が燃えることが判明しました。
煙が出るまで2時間、炎が出るまで約3時間と調理後、出火まで時間がかかるのが特徴です。
このため、調理を終えて、無人の状態で発火する危険性もあります。

揚げカスが自然発火するにはある程度の量が必要ですが、約500gの揚げカスが原因となっ
て火災が発生しており、飲食店のみならず、一般の家庭においてもパーティーなどでたくさんの
揚げ物をする際には十分注意が必要です。

このような火災を防ぐためには、揚げカスが完全に冷めたことを確認するか、多量の揚げカス
を容器に入れたままにしない、燃えやすいものと一緒にゴミ袋に捨てないようにして下さい。