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放火火災を防ごう! − 放火されない させない されても大事に至らない環境づくり


最終更新日:2012年12月2日



 平成23年中に東京消防庁管内で発生した放火火災(疑いを含む)は1,657件で、出火原因の第1位です。全火災件数における放火火災の割合は31%で、およそ3件に1件は放火火災です。
 東京消防庁管内では昭和52年から平成23年まで連続35年間、出火原因のトップとなっています。

◇放火火災の特徴

 一般火災は、冬季に多いなど月により発生件数にかたよりがありますが、放火火災は、一般火災ほど月による変動が少ないです。また発生する時間帯は、一般火災では朝から夕方にかけて多く発生しているのに対し、放火火災は日が沈む夕方から多くなり、人々が就寝する深夜から早朝にかけ特に多く発生しています。
 放火された着火物全体の半数以上が本、雑誌、ダンボール等の紙製品、ごみくず、紙くず等のくず類です。しかし、建物などに放火する悪質な放火火災も多く発生しています。
 放火されやすい場所は「燃えやすい物が置いてある、人目のつきにくい場所」です。


深夜に放火された建築中建物


放火火災を防ぐポイント!

・家の周囲は整理整頓し、雑誌、新聞紙、ダンボールなどの燃えやすいものを置かない。
・物置、車庫などはしっかり施錠して、外出時や就寝時には戸締り確認しよう。
・ゴミは決められた日の朝に必ず出すようにしましょう。
・自動車のボディーカバーは、燃えにくく加工された防炎製品を使いましょう。
・夜間は街灯や防犯灯を設置するなど明るくしましょう。
・建築中の建物周囲の監視体制の強化を図りましょう。


深夜に出されたごみ
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