◇消えたはずの火がなぜ??再燃火災にご注意 福岡市のアパートで夜、同じ枕から3度出火し、ベランダの網戸などを焼くボヤ火災があった。けが人はでなかったが、なぜ3度も出火したのだろうか。 ◇3度出火した経緯 (1)午後7時頃、ストーブ近くにあった枕がこげた。中学生の長男が水で消して、ベランダに置いた。 (2)枕からごみ袋に引火して燃えているのを帰宅してきた高校生の姉が発見して、水で消火。 (3)翌日の午前1時半頃、ベランダの網戸などに燃え移って煙が上がり、気づいた近所の人が119番通報した。 このように消したはずと思っていても実際には火が消えておらず、再び燃え出すことがあります。特に注意しなければいけないのが「綿製品」です。布団や枕などの綿製品に、たばこの火やストーブの火が着火してしまった場合、水をかけいったんは消えたように思えても、内部は完全に消えておらず、再び燃え出すことが多くあります。 ◇火を完全に消すには 再燃火災を防ぐには、風呂水などに燃えたものをつけたり、屋外の安全なところに出してたくさんの水をかけ、足で踏みながら消火をしましょう。そして、焼損したものは、万が一再燃しても燃え広がらないように、周囲に燃えやすいものがない屋外の安全な場所に置いておきましょう。また、小さな火災でも、必ず消防機関に通報してください。 |