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スプレー缶・カセットボンベが起因の火災を防ごう − 廃棄方法に注意!!


最終更新日:2012年12月3日


  
清掃車火災

 秋から冬の寒い時期、鍋がとてもおいしい季節ですね。家族や友だちとみんなで集まって鍋パーティーをする機会も多いと思います。そんな時に使うカセットこんろ用のガスボンベ、使い切らずにごみとして捨てたために清掃車内でボンベのガスが漏れ、何らか原因によって発生した火花に引火して清掃車が燃える火災が発生しています。

 整髪剤や殺虫剤のスプレー缶(エアゾール缶)は噴射剤に可燃性ガスが使われているので、カセットボンベ同様に使い切らずに捨てたために火災が起きています。


スプレー缶の噴射剤に可燃性の液化石油ガス(LPG)が使われている
(スプレー缶の可燃性ガス着火実験)


どうやって廃棄すればいいの?


◇カセットボンベの廃棄方法

 カセットボンベを廃棄する際には、通常の使用方法で完全に使い切ってから捨てるようにしてください。ガスが残っている場合は、ボンベに表示してあるメーカーに連絡すると、廃棄方法のアドバイスが受けられます。

◇スプレー缶の廃棄方法 (各自治体によって廃棄方法が異なります)

 不用になったスプレー缶を捨てる前に、必ず火の気のない風通しのよい屋外で、缶内のガスが完全になくなるまで放出し、ガスが完全になくなったのを確認してから捨ててください。東京23区内では「穴を開けず、完全に中身を使い切ってから廃棄」となっています。
 但し、自治体によっては、スプレー缶に穴を開けてから捨てるよう指導しているところもありますので、お住まいの市区町村にご確認ください。
 ガスによる引火や爆発、吸引の事故の危険性がありますので、穴を開けて廃棄する場合は、必ず火の気のない風通しのよい屋外で行ってください。

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