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地震から命を守るには「耐震補強」と「家具転倒・落下・移動防止」が不可欠


最終更新日:2012年11月26日


 あなたがお住まいの住宅は地震に強いですか?家具はきちんと固定していますか?

 1995年1月17日に起きた兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)で亡くなった方の約8割以上が倒壊した建物の下敷きや家具の転倒落下が原因です。

 食料や水などの備えをしている方も多いと思いますが、まずは自分が生き延びなくては生き残った後の備えをいくらしても役に立ちません。まずは自分の命を守るための“安全な住まいの環境づくり”が不可欠です。
 命を守るためには「強い揺れが来ても建物が倒壊しないこと」「家具が転倒・落下・移動しないこと」です。
 特に、昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた建物は、地震で建物が倒壊するかどうかの危険度を調べる「耐震診断」をして、必要に応じて建物が倒壊しないように「耐震補強」をしましょう。

 耐震診断や耐震補強は、自治体によって助成制度がありますので確認してください。


家具固定の有効性実験

東京消防庁消防科学研究所一般公開で行われた、家具転倒防止措置の有効性を確認してもらう実験です。L字金具で家具を固定している場合とそうでない場合を比べてみてください。


地震発生前




地震発生


固定されていない家具が寝ている人の上に転倒

固定された家具は、強い揺れでも家具は転倒しませんでした。一方、固定されていない家具は、転倒してしまいました。もし転倒した家具のそばで寝ていたら家具で胸部が圧迫され、呼吸ができなくなり窒息する危険があります。また、家具の転倒によって大けがをする危険も高まります。家具を固定することは、命を守ることはもちろんのこと、けがをしないためにも重要です。家具の固定はしっかりしましょう。

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